フレーズ・オブ・ザ・デイ。
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4月13日の検査の結果を聞きに行く。「転移」はあるのか?運命の日にならないといいと思って出かける。バス停前の車道に、クルマに轢かれた猫?犬?はみ出てる赤い内臓と、行き来するクルマをものともせず、それにたかる一羽のカラス。カラスの行動に畏敬の念を持ってしまう、今の私。
指定の9:00前に、診察券等を提出して待つ。病院は病人の集まり。自分も、この中で見かけるなかでは若い方だけど、やっぱり病んでる。ということに遅ればせながら気付くと、弱気になってしまう。9:15、診察室に呼ばれ、K先生に話を伺う。13日の検査の写真を見せながら、「転移は、認められませんね。一番転移しやすい、肝臓も大丈夫なようだし。」と。ヤッタ!ここに通いだして、初めてのガッツポーズが出た。でも、よく考えたら、まだ摘出前だよ、手術前だよ。先生は続けて、検査結果の書かれた用紙を見せて、「この数値が、5.0を超えるといけないのだけど、1.7ですし、ま、問題ないでしょう。」と。がん持ちの私に、問題ないでしょう、なんて可笑しくなる。でも、釘も刺される。ヘモグロビンが、12.0だったけど、「今日、もう一度血液検査して、これが10.0以下ならNYはやめてください。」と、毅然と宣告される。ハイ。と殊勝な気持ちになる私。もはや全幅の信頼を寄せてるK先生には逆らえない。血液検査、昨日のオレアジの美味しい食事療法が効いてるはず。それに、13日から飲み始めた鉄剤の効き目も実感あるし、絶対大丈夫、だよね。診察室を出て、通路のベンチで待機。そのときのこと、私の横で、二人の女性たちが話をしている。そちらのほうを見ると、二人とも同じ左手の中指の先にテープを巻いている。話が聞こえてくる。料理してて、袋を開けるとき、包丁使って開けようとして、指先ザックリ、血が止まらない。二人とも同じ原因だったらしくて、しきりに反省してる。若い一人はシラタキを開けるときだったと。年長の一人は、孫に絶対に包丁で袋を開けるな、ハサミ使いなさい、と言うわ。“ナンだよ、切り傷かよ。”と思ったが、看護士さんが出てきて、症状の説明をして安堵した様子で神妙に聞いてる彼女を見て、反省。“みんなココにいる人は、直面してることから逃げられなくて、対応しなくちゃいけないんだよな。自分で、切り開いていかなくっちゃいけない人の集まりなんだな。”と。9:22、採血。パーフェクトな採血をしてくれる人だった。全然痛くない。前回は、あざが残ったけど、やはり、腕の良し悪しあるよな~。また、外科の診察室の前に戻り待機。本当、いろいろな人がいる。そのときは、8月3日の診察予約をしている人がいた。長く付き合わなくてはいけないんだよな。私も、それ忘れないようにしよう。10:05、診察室へ。K先生に、採血の結果を聞く。13.1。上がってる。適正は、14.0~18.0とのことで、まだ低いらしいが。「NY楽しんできてください。ただし虫垂炎が出てしまったら、飛行機には乗れませんから、NYで手術になります。」その可能性は何%ですか?と聞きたいのは山々だけど、聞けないオレ。聞かないオレ。でも、『NY楽しんできてください』は、フレーズ・オブ・ザ・デイだ。「次は・・・、入院のときですね。」と、K先生。なんか可笑しいな。「ハイ、K先生に直してもらいに来ます。」と私。これから私は手術する。お腹を開けて、がんとがんの周りを摘出する。その後、腸が不完全になるそうなので、便がゆるくなってトイレの回数が増えるとのこと。自分の体が、どんどん愛おしくなってくるが、何で、今まで大切にしなかったのか。これは悔恨の情、例えよう無し。10:11会計、基本料333円、検査料117円、計450円。片道交通費以下。

写真、昨年夏、アッパーウエスト滞在時、セントラルパークをジョギングしてから食べた朝食。あー、美味しい朝食、またあのいい気分とともに食べたいぞ、っと。

地元に戻って、郵便物の配達止める手続きと、新聞屋さんに新聞休む連絡をする。
by sadigah | 2005-04-27 21:49 | 闘病記 | Comments(0)
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