椎名 誠の話がアサヒに出てる。で、今日。
なかなか家族が揃わない椎名家は、3,4年毎に家族会議と称して、モンゴルとかNYで会ってるそうで。
―4年では寂しいですね。
ニューヨークで会って、僕らが帰国する日になったら、息子が無口になっちゃったんです。寂しかったんでしょうね。タクシーを見送りながら手を大きく左右に振っちゃっていて、ぼくはホロッときちゃった。でもおっかあは平気。「冷たいなあ」と言ったら、「私は体からあの子たちが出て行った時が一番の別れなんだから、あとの別れはなんてことないわ」と言われました。
フ~ン、母は強しだな~。
気が滅入ること。失敗とかして落ち込むときはあるけど、なんかそんなこともないのにクリアじゃない思考。ぼんやりとゆる~く、そして気味が悪い感覚。終わりの始まりなのかな~、とか。考えたくないことの発する弱~い磁力に引き寄せられる、って、自分がそれだけ弱いってことなんだろうな。トホホ。どっしりと構えられたら。
45年以上前に、自分は3,000グラムで、ンギャーンギャーって始まったんだな~。って、そんなこと改まって思ったことなかったから、新鮮。アサヒに感謝。
それに、終わりより始まりのこと思うほうが、思考にまとわりついて見える背景色が明るいのもいいな。