十八成浜葉ノ木沢。
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更地が増えた。石巻市立女子商業高等学校も。中古車屋さんの数は変わらずな感じ、でプレハブ屋さんが増えてる感じ。
かき小屋 渡波という看板が見えて、ここか~、引き返そうか、と一瞬悩むが、やめて先へ進む。でも、次回は寄りたい。って、やってたのか。
万石浦、カキなのか、のりなのか、の仕掛けがたくさん見える。
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ナビに美人時計ってあったので押してみると。こういうの嬉しいドライバーもいるのかもしれない、ってことか。
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前回と同じ景色だったり、違う風景も見える。何の網なんだろ。そして、テトラポッドが至る所に置かれているのも違ってるとこ。
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小山を越えて、見えた、と。ここも、少し変わったな、とクルマを停めて。
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ご主人はいぶかしげ、奥さんは覚えてくれてたような。で、ご主人も思い出してくれて。図々しく入り込むオイラ。懐かしすぎる。【以下、帰りのE6内で思い出しながらの殴り書きと、加筆】
・豪州資本でビーチ開発という話もある。豪州から砂を持ち込む。このあたりも鳴き砂のとこ。
間に名古屋のボランティアNPOが入って、十八成浜の鳥居再建したとこだけど、この地に惚れこんでる。
・再建の負担、1割、3割とかいろいろある。程度にもよる。
まず漁業から。軽量のものを中規模でとかもあり。
早く決まらない。70過ぎで借金しても、何年も出来ないのでは。
・テトラポッド、見かけました。と言うと、
護岸は出来つつある。しかし、その中をどうするか決まっていないので、この先の判断をつけられない。
若い人(幾つなのか)は、我慢できなくて慣れ親しんだ海辺に作ろうとしてるよ。もう何年も前に津波が来たけど、忘れちゃってて、だんだん海に近付いてって、で、コレだろ~。繰り返しなのかな~。
・漁業でなく商業の人も、商売を始めたい。しかし、どこに店舗を構えるのか。
今のとこなのか、次のとこなのか。護岸の中をどうするのか決まってないので、店を構えた先で、また移転ということもある。
・税は工場も住宅と同等を払っている。
しかし、住宅に対して行われる盛り土は、工場だからということで受けられない。
・そんなこんなで、外部の企業が活動している。仕事を頼もうとすると、やってるとこに発注。
いざ、地場産業が再開しても、受注に戻るのは暫く先だろう。今の発注分が終わってからだから。
そういうのがわかってると再開しづらい、と継続して外部が受注していくことに、という流れ。
・9月までブラブラだよ。
来年は海に出るよ。けど、最近のフクシマが心配。で、沖に島がある。伊達の頃か忘れたけど仙台藩の頃、島流しで使われていたそうな。政治犯の島、他の犯罪の島。で、後に、互いの島民同士が、応酬しあったりもあった、って。でも、今じゃ、浜ともぜ~んぶ混ざり合って、って話も伺って。へ~、と。で、戻ってググると、いいブログ見つけた。
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◆犬がいた。甲斐犬、生後3ヶ月。生まれてくるのをお願いしててそこに4匹生まれて。でも、そのうちの2匹はうるさくて処分。で、お願い先に残ったうちの1匹だそうな。生後数ヶ月。
というのは、それまでのが311で流されたから。同じ種類。犬のことは、初めて聞いた。
その日聞いた小岩の話と一緒。目に見えてないとこに、いろんなもの背負ってるんだな~、と。
◆流れで、311当日のことを。その日は、仕事してたんですか。
2年4ヶ月。ボランティア日1回目ではオイラから尋ねる気分じゃなかった。今回もだったけど、気分を害されちゃうのはまずいよな~、と思いながらも、聞いてた。
奥さんを歯医者へ。地元に通ってたが、腫れがひかないので、石巻に行く途中。
そのとき、山から小石が落ちてきてた。クルマの中で揺れはそれほど感じなかった。
引き返して帰るか、奥さんはトンネルは(崩落)怖い、と。で、山道(多分、トンネルが出来る前の旧道)で帰る。
防災無線30センチの津波、カーラジオ大きな津波、言ってる事がずいぶん違うもんだな~。どっちが本当なんだろ。と運転を続けていた。
途中の最初の集落、何でもない。山を越えて、次の集落(荻浜か)。グチャグチャ。道路が冠水していて越えられない。それが第一波だったのでは。
で、引き返す。山を越えたとこの最初の集落もグチャグチャになっている。で、山へ戻る。
山の上から、浜から水が引いてくのを見る。海の底が見える。いつも見てる小岩の全体が見える。あんなに大きな岩だったんだ~、と不思議な気持ちだった。
と、ズゴゴゴ(擬音忘れたけど)、大波が、知ってる波の型ではない。上にかぶさるのではなく、下から吹き上がる感じ。第二波。下の集落に人影はなし。避難完了してたのか。おっかなかった、と。
あとから見つかった遺体も水でなく砂を飲み込んでいたらしいよ。工場のボールペンでもケース内に砂が詰まってる。へ~、だったと。
その夜は、車中泊。ガソリンが少なくて、途中エンジン止めたりして。一緒に夜を過ごしたのは、自宅に近い半島だったからか、顔見知りが多かった。声を掛け合った。翌朝6:00出発、10:00頃到着。あんた(オイラ)の見えた、のとこで、わしも戻った、とホッとしたと。歩いて帰ったのか、クルマだったのか聞きそびれた。
そしたら、30分遅かったらの出来事が待っていた、と。家に泥棒がいた、と。何やってる、と聞くと、こんな一大事だから供出してもらおう、とだと。その泥棒は顔見知りだった。大事にはしなかったが。
自宅は高台にあり無事だったが、電気はダメ。プロパンガスがあって助かった。でも、ファンヒーターは電気で使えず、ストーブもどこにしまったかで探しても見当たらなかった(笑)。2日目の夜は冷え込んでて、寒かったな~。ペットボトルにお湯でしのぐ。コタツにもコタツ布団の中にペットボトル入れて。暖かいんだよ。(シンプル)なもんがいいな、と。
工場の工作機械が水浸し。部品を1個1個洗って、再組み立て。知り合いの電気屋に配線頼むも、(漏電とかか)怖くて嫌がられる。
・こんなにいろいろあったとは。まだ話したりないだろうし、オイラがそこまで達してないんだろうけど、気持ちの通じる聞き役が、接する機会がまだまだ足りてないんだろうな~。
・鯨食べるかい。鯨には歯クジラ、ヒゲクジラがあるんだとか。ツチとミンク。で、歯があるものは、イカとかを食べてて、ヒゲは歯がなくてプランクトンとか食べてるそうな。で、何を食べてるのかを調査捕鯨。そういうのを英国とかね。前回同様のワカメか、と思ってたから、この流れにうまくのれない。
しかし、単なる珍客か。
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最初にボランティアバスが到着したところから。住居棟も無くなってた。この先、どうなっていくんだろう。ってのも、他人任せなのか。オイラに出来ること、って何なんだろ。
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雲雀野公園も漢字が読めなくてナビ入力出来なかったけど、十八成浜も読めなくて出来なかった。ご主人に教わって、七七日忌みたいとか思った。
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もう一カ所行きたいのだけど、またまた帰りに間に合わないようで。またまた断念。残念。
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また来るぜ。

その他の、1年ぶりの石巻、E6乗って日帰りで。
by sadigah | 2013-08-01 13:15 | 国内のどこか | Comments(0)
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